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米国の非農業部門雇用者数、6月は2カ月ぶりに増加数が20万人台を回復 [経済指標・イベント]

 7月7日、米国労働省から最新の雇用統計が発表されました。それによると、2017年6月の非農業部門雇用者数は前月比22万2000人増と、前月の同15万2000人増から増勢が加速し、2カ月ぶりに20万人台を回復、事前の市場予想も上回りました。

 一方、失業率は4.4%と前月の4.3%から上昇しました。数値の動きとしては、前回からの悪化を示す内容です。ただ、労働参加率を見ると、今回は、62.8%と前月の62.7%から上昇しており、失業率の上昇が求職者数の増加の結果である可能性も示されました。

 つまり、これらの指標は、米国雇用の堅調ぶりを示している、といった見方が可能となるワケです。

 ちなみに、業種別の動きを見ると、製造が同1000人増と小幅な増加ながら前月のマイナスから復調したほか、小売業も同8000人増と5カ月ぶりにプラスとなりました。そのほか、建設が同1万6000人増、卸売が同1万人増と、それぞれ、前月から増勢が加速しています。

 以上、今回の米国雇用統計は、久々に、安心感のある内容だったとの印象です。
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