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2022年4~6月期の実質GDP成長率(速報値)は2四半期連続のマイナスに [経済指標・イベント]

 7月28日、米国商務省から最新の国内総生産(GDP)が発表されました。それによると、2022年4~6月期の実質GDP成長率(季節調整済み、速報値)は前期比年率0.9%減でした。前四半期の同1.5%減からマイナス幅は縮小したものの、2四半期連続のマイナスでした。

 各需要項目の内容を見ると、まず、GDPの約7割を占める個人消費が同1.0%増と、同1.0%増と前四半期の同1.8%増から増勢鈍化しました。2四半期連続の鈍化です。また、住宅投資は同14.0%減と2021年7~9月期の同7.7%減以来3四半期ぶりのマイナスでした。

 企業部門では、まず、民間設備投資が同0.1%減と2020年4~6月期の同30.3%減以来8四半期ぶりのマイナスとなったほか、在庫投資も2四半期連続で成長率を押し下げる方向へ作用し、その押し下げ度合いを前四半期から強めています。

 外需関連では、輸出が同18.0%増と、2四半期ぶりに2ケタ台のプラスを回復、一方、輸入は同3.1%増と、前四半期の同18.9%増から大幅に増勢が鈍化しました。この結果を受け、純輸出は成長率を押し上げる方向へ作用しました。純輸出がプラスに寄与するのは、2020年4~6月期以来8四半期ぶりです。

 今回は米国経済の減速を意識させられる内容だったとの印象です。
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