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2022年7~9月期の実質GDP成長率(速報値)は前期比年率2.6%増。3四半期ぶりのプラス [経済指標・イベント]

10月27日、米国商務省から最新の国内総生産(GDP)が発表されました。それによると、2022年7~9月期の実質GDP成長率(季節調整済み、速報値)は前期比年率2.6%増と、3四半期ぶりにプラスを回復しました。

項目別では、GDPの約7割を占める個人消費が同1.4%増と前四半期の同2.0%増から増勢鈍化しました。個人消費の増勢鈍化は2四半期ぶりです。

また、住宅投資は同26.4%減と、6四半期連続の減少であると同時に、前四半期の同17.8%減からマイナス幅を拡大しました。

次に、民間設備投資をみると、同3.7%増で前四半期の小幅な増加(同0.1%増)から増勢が加速しました。内訳を見ると、「構築物」が同15.3%減と前四半期の同12.7%減からマイナス幅を拡大した一方、「機器への投資」が、同10.8%増と前四半期の同2.0%減からプラスを回復、「知的産物」も同6.9%増と、前四半期の同8.9%増から増勢鈍化ながらプラスを維持しています。

一方、在庫投資は2四半期連続で成長率を押し下げる方向へ作用したものの、その押し下げ度合いは前四半期から和らいでいます。

外需関連項目では、輸出が同14.4%増と、2四半期連続で2ケタ台のプラスを達成、一方、輸入は同6.9%減と、9四半期ぶりのマイナスとなりました。輸出の2ケタ台の増加と輸入の減少により、純輸出は成長率を押し上げる方向へ作用し、その押し上げ度合いも強めています。

今回のプラス回復により、米国の景気後退懸念は和らぐと思われます。

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