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2024年1月の日本の貿易収支は2カ月ぶりの赤字に [経済指標・イベント]

2024年2月21日、財務省から最新の貿易統計(通関ベース、速報値)が発表されました。それによると、2024年1月の貿易収支額(輸出から輸入を差し引いた差引額)は1兆7583億円621億円の赤字でした。

金額ベースでは、輸出額が7兆3327億円(前年同月比11.9%増)と、2カ月連続の増加、輸入額は9兆910億円(同9.6%減)と、10カ月連続のマイナスです。このように、輸入額が輸出額を大きく上回ったことから、貿易収支は2カ月ぶりに赤字となりました。

また、数量ベースでは、輸出数量が同2.3%増で2カ月連続の増加、輸入数量が同8.4%減で15カ月連続のマイナスとなっています。

輸出品目では、自動車(同31.6%増)や半導体等製造装置(同27.5%増)などが増加、一方、輸入品目では、石炭(同43.2%減)や液化天然ガス(同28.8%減)などが減少しています。

為替の円安ドル高方向への動きにより輸出額が押し上げられた一方、輸入面では、円安の進行により輸入数量が抑制されたと思われます。

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2024年2月2日のニューヨーク外国為替市場の米ドル相場は大幅に上昇 [外国為替概況]

2月2日のニューヨーク外国為替市場で米ドル相場は対円で上昇、終値は米ドル=148.38円と前営業日のNY終値である米ドル=146.43円と比べ1円95銭程度のドル高水準、3営業日ぶりの大幅反発となりました。

この大幅な米ドル上昇の要因として、朝方に発表された米国雇用統計の結果の影響が挙げられます。

まず、2024年1月の非農業部門雇用者数が前月比35万3000人増と前月の同21万6000人増から増勢加速し、事前の市場予想(同18.0万人増)も上回りました。また、失業率は3.7%と前月の水準を維持したものの、事前の市場予想である3.8%に比して良好でした。さらに、平均賃金についても同0.6%増と、前月の同0.4%増から増勢加速し、事前の市場予想(同0.3%増)も上回っています。

このように、雇用統計は力強さを認識させる内容だったと言ってよいでしょう。そして、米ドル相場は、今回の雇用統計の結果を受け、大幅上昇となった格好です。

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