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25日の外国為替市場では、株式市場の取引時間終了をキッカケに円高基調に [外国為替相場の振り返り]

 昨日(2月25日)からの外国為替相場の動きを振り返ると、東京外国為替市場において、為替相場は、当初、1ドル=102.40円からジワジワと円安が進みました。24日には、米ドル/円は、1ドル=102.20円まで円高が進行しており、その水準からは円安水準で推移していたことになります。ただ、手掛かりとなる材料もなく、一本調子での円安への動きとはならず、1ドル=102.60円を天井とするレンジ内で推移する展開となりました。

 そして、為替相場の方向が変化するキッカケとなったのは、株式市場の取引時間の終了でした。25日の株価は前日比で上昇しており、為替相場も、この株価上昇に支えられ、前日から見て円安水準で推移していたような様相でした。そして、株式市場の取引時間終了以降、為替相場は、ジワジワと円高方向に推移し始めました。つまり、為替相場は株価に連動していたとの印象を受けます。

 その後も為替相場は円高方向での動きが続き、さらに、ニューヨーク時間での相次ぐ米国経済指標の発表で、円高方向の動きに拍車がかかったようです。まず、12月のケース・シラー住宅価格指数が、前月比では事前予想とは一致したものの、その伸び率は鈍化、このため、米国の住宅需要がピークアウトに向かいつつあるとの見方も浮上したようです。さらに、コンファレンス・ボードから発表された2月の消費者信頼感指数が、前月から低下し、事前予想をも下回る内容でした。

 こうして見ると、米国の経済指標の発表により、米国の景気減速懸念が強まり、円に対する需要が増加したと思われます。26日、8時40分時点では、米ドル/円は1ドル=102.20円よりも円高水準で推移しています。
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