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2019年7~9月期の米国の実質GDP成長率、前期比年率2.1%増へ上方修正 [経済指標・イベント]

 11月27日、米国商務省から最新の実質GDP成長率が発表されました。それによると、2019年7~9月期の実質GDP成長率(改定値)は、前期比年率2.1%増と、速報値の同1.9%増から上方修正されました。

 各需要項目の改定状況は以下の通りです。
          改定値   速報値
個人消費    :同2.9%増←同2.9%増(修正なし)
住宅投資    :同5.1%増←同5.1%増(修正なし)
民間設備投資  :同2.7%減←同3.0%減(上方修正)
在庫投資(寄与度):同0.2%増←同0.1%減(上方修正)
政府支出    :同1.6%増←同2.0%増(下方修正)
純輸出(寄与度) :同0.1%減←同0.1%増(下方修正)
 輸出     :同0.9%増←同0.7%増(上方修正)
 輸入     :同1.5%増←同1.2%増(上方修正)

 個人消費と住宅投資の修正がなかったほか、企業部門では、民間設備投資がマイナスながら上方修正、また、在庫投資も上方修正により、成長率を押し上げる方向で寄与する形に改定されました。

 外需関連では、輸出、輸入ともに上方修正されたものの、伸び率で輸入が輸出を上回ったこともあり、純輸出は成長率を押し下げる方向で作用する形に変更されました。

 家計部門に安定感が戻りつつあるとの印象です。

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