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2018年9月の日本の貿易統計にて、輸出額が22カ月ぶりにマイナス [経済指標・イベント]

 10月18日、財務省から直近の貿易統計(通関ベース)が発表されました。それによると、2018年9月の貿易収支額は1396億円の黒字でした。日本の貿易収支が黒字となるのは3カ月ぶりです。

 内訳を見ると、輸出額が前年同月比1.2%減と、実に、22カ月ぶりのマイナスとなった一方、輸入額は同7.0%増と、6カ月連続のプラスだったものの、前月の同15.3%増から大幅に増勢が鈍化しました。数量ベースでも、輸出数量が同4.8%減と、7カ月ぶりにマイナスとなった一方、輸入数量も同2.7%減と、3カ月ぶりに減少に転じています。

 金額について、品目別の変動を見ると、輸出額では、自動車(同4.7%減)、通信機(同28.0%減)、建設用・鉱山用機械(同15.8%減)などが減少、一方、輸入額では、原粗油(同37.9%増)、液化天然ガス(同42.6%増)、石油製品(同83.7%増)などが増加しました。

 地域別の変動を見ると、輸出額では、米国向け(同0.2%減)、EU向け(同4.1%減)、中国向け(同1.7%減) と、主要国および地域向けがいずれも減少となった一方、輸入額では、米国(同3.1%増) 、EU(同0.7%増)、中国(同4.2%増)と、いずれも、増加したなか、が見られたしたものの、EUからの輸入額が小幅な増加に留まりました。

 さて、今回、上述の通り、輸出額が22カ月ぶりに減少に転じました。このマイナスは一時的な落ち込みに留まるのか、それとも、基調変化の兆しとなるのか、今後の動向に注目です。
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