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ドイツの企業景況感指数が7カ月ぶりの低下。現況指数に調整が入った模様 [経済指標・イベント]

 8月25日、ドイツのIfo経済研究所から最新の企業景況感指数が発表されました。同指数は、2017年1月の110.0を底にして6カ月連続で上昇、ここ最近では、7月までの3カ月間、連続で過去最高を更新しています。

 さて、その同指数、2017年8月は115.9と、前月の116.0から、僅かながら、低下しました。7カ月ぶりの低下となったものの、事前の市場予想は上回りました。

 今回、指数低下の主因だったのは、景気の現状を示す現況指数であり、8月は124.6と前月の125.5から0.9ポイント低下しました。ちなみに、この現況指数は7月まで11カ月連続で上昇しており、今回、その調整が入った格好です。一方、企業の6カ月先の景況感を示す期待指数については、107.9と前月の107.3から上昇しました。期待指数の上昇は4カ月連続です。

 業種別では、製造業および建設が前月から上昇、小売および卸売が前月から低下しました。

 今回は現況指数の影響で前月から低下したものの、ドイツにおける企業の景況感は、引き続き、極めて良好な状態にあると言えるでしょう。つまり、ドイツ経済は、なお、成長軌道に乗っている可能性が高く、当面、ユーロ相場の下支え要因の1つになると見られます。
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