SSブログ

RBAが今年2回目の政策金利の引き下げを実施 [内外の金融政策]

 8月2日、オーストラリアの中央銀行であるオーストラリア準備銀行(RBA)は、政策金利であるオフィシャルキャッシュレートを現行の年1.75%から0.25%引き下げ、年1.50%とすることを決定しました。RBAによる政策金利の引き下げは5月3日以来、今年2度目となります。

 今回の利下げにより、オーストラリアの政策金利は史上最低を更新する格好となりました。ちなみに、事前の市場予想でも利下げが見込まれており、今回は市場の予想通りの結果だったこととなります。

 そして、オーストラリアにおいても、物価の押し下げ圧力が強まっている模様で、7月27日に発表された直近の4~6月期消費者物価指数(CPI)は前年同期比1.0%増と、1999年以来の低水準となり、RBAのインフレ目標である2~3%を大きく下回りました。背景には、賃金の伸び悩みなどがあると見られ、今回の利下げは景気浮揚から物価上昇を目指した措置だったのかもしれません。

 さて、外国為替市場では、1豪ドル=76.70円台まで円高豪ドル安が進行したものの、それ以降、ジワジワと円安豪ドル高方向へ戻す展開となりました。利下げが事前の市場予想通りの対応だったこともあり、影響は限定的だったとの見方もできそうです。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0