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日本の2015年6月の貿易収支は3カ月連続の赤字に。ただ、その赤字幅は縮小 [経済指標・イベント]

 財務省から直近の貿易統計が発表されました。それによると、2015年6月の貿易収支額は690億円の赤字となりました。3カ月連続の赤字ながら、その赤字幅は前月である5月の2172億円からは縮小しました。また、前年同月との比較で見ても、8341億円から大幅な縮小となりました。

 米国向け輸出が前年同月比17.6%増、EU(欧州連合)向け輸出が同10.8%増、中国向け輸出は同5.9%増で、いずれも、前月から増勢は加速しています。一方、米国からの輸入が同14.9%増、EUからの輸入は同6.5%増、中国からの輸入は同6.9%増で、こちらもいずれも増加幅は拡大しました。

 ただ、輸出数量に着目すると、同0.0%増とほぼ横バイでした。アメリカ向けが同3.0%減と2カ月連続の減少だったほか、中国向けも同2.5%減と5カ月連続のマイナスでした。こうしたなかで、EU向けについては、同6.5%増と前月から増加幅が拡大しています。

 一方、輸入数量は同1.4%減と2カ月連続の減少ながら前月からマイナス幅は縮小しています。アメリカからの輸入数量が同3.8%増と前月から増勢加速、EUからの輸入数量は同5.4%減と前月からマイナス幅が縮小、中国からの輸入数量は同6.6%減と前月からマイナス幅縮小となりました。

 このうち、輸出に着目すると、金額ベースでは、増加幅拡大、一方、数量ベースでは、数量横バイという内容でした。こうした状況から見て、為替相場が円安方向へ動いた効果によって輸出額が押し上げられたとの見方が妥当のようです。
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