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豪ドル相場、急上昇。中国の製造業景況感指数の改善に反応 [外国為替概況]

 本日(6月23日)午前中、外国為替市場では、豪ドル相場が急上昇しました。そのキッカケとなったのは、中国の経済指標の発表です。

 本日、午前中に発表されたHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)は50.8と、前月の49.4から上昇、事前の市場予想も上回りました。同指数が、景況判断の分岐点である50を上回るのは、昨年(2013年)12月以来6カ月ぶりとなります。

 このように、中国の製造業が回復の兆しを示す経済指標の発表が好感され、市場では、豪ドルを買う動きが強まったと見られます。実際、統計発表前に1豪ドル=95.80円前後で推移していた豪ドル相場は、1豪ドル=96.20円近辺の水準まで、円安・豪ドル高が進行しました。

 また、主要通貨のうち、豪ドル相場が上昇する一方で、米ドルをはじめとするユーロや英ポンドは、円に対して下落する展開となりました。つまり、これらの先進国通貨から豪ドルに資金を移す動きが強まっていたと思われます。

 なお、豪ドル相場の上昇とともに、NZドルやカナダドルも上昇しました。良好な中国製造業の景況感発表は、外国為替市場に、資源国通貨の下落、新興国・資源国通貨の上昇という、為替相場の二極化をもたらしたようです。
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