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先週(6月16日~20日)の米ドル相場はFOMC後に下落するも、一巡後は回復 [外国為替相場の振り返り]

 先週(6月16日~20日)の外国為替市場では、米ドル相場が米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を受けて下落しました。FOMCの声明や、会合後の連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見において、現行通りの慎重姿勢維持が示されたことから、米ドル相場は下落基調を強めました。

 もっとも、こうした動きが一巡した後は、米ドル相場は、徐々に、上昇基調を回復する展開となりました。具体的には、FOMC後に1米ドル=101.70円台まで円高ドル安が進んだ米ドル/円は、20日には1米ドル=102.10円台まで上昇(円安ドル高)しています。

 米ドル相場回復の背景にあったのは、米国経済に対する安心感だったと思われます。ちなみに、20日のニューヨーク株式市場では、ダウ工業株30種平均が前日比25.62ドル高の1万6947.08ドル、S&P500種株価指数が同3.39ポイント上昇の1962.87ポイントと、それぞれ、過去最高を更新、また、ハイテク株の比率の高いナスダック総合も4368.04ポイント(同8.71ポイント高)と、堅調でした。こうした米国株価の連日の上昇もあり、米国経済への安心感が強まり、米ドル買いの支援材料となったようです。

 さて、翌週(6月23日~27日)も、米国では、いくつか経済指標が発表されます。このうち、個人的には、2014年1~3月期の実質GDP成長率・確定値(25日)に注目しています。内容によっては、為替相場も大きく影響を受けることがあります。ちなみに、市場では下方修正が予想されているようです。
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