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2022年1~3月期の実質GDP成長率(速報値)は前期比年率1.4%減、7四半期ぶりマイナス [経済指標・イベント]

 4月28日、米国商務省から最新の国内総生産(GDP)が発表されました。それによると、2022年1~3月期の実質GDP成長率(季節調整済み、速報値)は前期比年率1.4%減と、2020年4~6月期の同31.2%減以来、7四半期ぶりのマイナスとなりました。

 各需要項目の内容を見ると、まず、GDPの約7割を占める個人消費が前期比年率2.7%増と、2四半期連続の増勢加速となったほか、住宅投資も同2.1%増と前四半期の同2.2%増に続くプラスとなりました。

 また、民間設備投資は同9.2%増と前四半期の同2.9%増から大幅にプラス幅を拡大しました。内訳を見ると、「機器への投資」が同15.3%増と前四半期の同2.8%増から大幅な増勢加速となったほか、「構築物」も同0.9%減と2四半期連続のマイナスながら、前四半期の同8.3%減から減少幅を縮小させています。

 そして、在庫投資は3四半期ぶりに成長率を押し下げる方向へ作用しました。ただ、2四半期連続の積極的な在庫積み上げを受け、当四半期は一時的な調整であるといった見方もできそうです。

 外需関連項目では、輸出が同5.9%減と、前四半期の同22.4%増の大幅増加から一転、マイナスとなった一方、輸入は同17.7%増と、前四半期の同17.9%増に続き2ケタ台の大幅なプラスとなりました。

 成長率こそマイナスだったものの、各需要項目を見ると、米国内需の安定ぶりが示された内容だったと言えるでしょう。
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