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オーストラリアの実質GDP成長率は前期比0.3%増と低い伸び [経済指標・イベント]

 6月7日、オーストラリア統計局から最新の実質GDP(季節調整済み)成長率が発表されました。それによると、2017年1~3月期の成長率は前期比0.3%増と前四半期の同1.1%増から増勢が鈍化し、低い伸びとなりました。また、前年同期比でも1.7%増と、前四半期の同2.4%増から増勢が鈍化しました。

 ちなみに、前期比の数値は事前の市場予想と同水準、一方、前年同期比は市場予想を上回っています。

 続いて、前期比ベースの各需要項目の内容を見ると、個人消費の増勢が、若干、鈍化したほか、住宅建設や機械および設備投資がマイナス、その一方で、非住宅設備はプラスでした。

 さて、オーストラリアの成長率は、前期比ベースでは低い伸びに留まったものの、103四半期連続の景気後退回避となった点について、日本経済新聞で取り上げられるなど、各方面で注目されたようです。オーストラリア経済の底堅さを示す内容と捉えることもでき、今後、この傾向がどこまで続くかといった点にも関心が高まってくるかもしれません。
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