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米国大統領選挙はトランプ氏が勝利。為替相場は一時的な円高の後、円安方向へ [外国為替概況]

 今週(11月7日~11日の週)、外国為替市場に最も影響を及ぼした要因は、米国における大統領選挙だったと思われます。その大きさは、今年で言えば、6月に実施された英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる国民投票に匹敵すると言ってもよいのではないでしょうか。

 実際、米国で開票作業が行われた9日(日本時間)の外国為替市場では、クリントン候補優勢との市場予想を背景に、米ドル相場は1ドル=105円台まで上昇していました。しかしながら、「クリントン氏苦戦」の報が伝わると、為替相場は、1ドル=102円を突破する水準まで、一気に円を買う動きが強まりました。

 ただ、それ以降、徐々に、落ち着きを取り戻した円相場は、再び1ドル=105円台まで円安が進行し、10日以降も安定して円安方向(米ドル上昇)への動きを辿るかのような展開を示しているようです。

 要因としては、大統領選と同時に実施された米議会選において、共和党が上下両院にて過半数を維持することが決定し、政権安定化への期待感が強まったと思われるほか、大統領選の接戦に勝利したトランプ氏の「最強の米国経済実現」発言が好感され、米ドルに対する安心感が改めて認識された模様です。

 今後、外国為替市場には、米国新政権の発動に向けた状勢を見極めようとする思惑の影響も絡んでくるかもしれません。
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