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米ドル、ジワジワ上昇。米国経済への安心感を背景に市場は利上げ実施再認識か? [外国為替概況]

 このところ、外国為替市場において、米ドル相場が上昇、9月中1ドル=100円台で推移していた印象の強い米ドル相場は、14日時点で1ドル=104円台となりました。背景には、米国経済に対する安心感があると思われます。

 実際、10月に入って以降、米国で発表された経済指標は、比較的良好な内容が多かったとの印象を受けます。例えば、3日に発表された9月のISM製造業景気指数は51.5と、前月の景況判断の分岐点である50.0割れから、再び、50台を回復、同じくISMから5日に発表された非製造業景況指数が57.1と前月から5.7ポイントの大幅な改善となりました。

 さらに、7日に発表された雇用統計では、9月の非農業部門雇用者数は前月比15万6000人増と、前月に続き、20万人を下回ったものの、民間部門の雇用者数は増勢が加速するなど、総じて、底堅さを示す内容だったと思われます。

 そして、直近では、14日発表の9月の小売売上高(季節調整済)が前月比0.6%増と、2カ月ぶりの増加、前年同月比でも2.7%増と久々に米国における個人消費の堅調ぶりが示された格好です。

 このように、良好な内容の経済指標の発表が相次いだことから、米国経済に対する安心感が強まり、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が市場にて再認識された可能性が考えられます。
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