SSブログ

米国の雇用統計、極めて良好な内容。6月の非農業部門雇用者数が急速に改善 [経済指標・イベント]

 7月8日、米国労働省から直近の雇用統計が発表されました。それによると、2016年6月の非農業部門雇用者数が前月比28.7万人増と前月の同1.1万人増から急速に増勢が加速しました。増勢加速ながら20万人を下回る増加数と見込まれていた事前の市場予想を大きく上回る内容でした。

 また、同時に発表された失業率は4.9%と前月の4.7%から上昇しました。事前の市場予想を上回る上昇となったものの、その一方で、労働参加率も上昇していることから、今回の失業率の上昇は労働人口の増加を反映していると見られます。

 部門別では、民間部門が同26.5万人増と前月の小幅な増加から大きく改善、なかでも、製造業が同1.4万人増と2カ月ぶりに前月から増加したほか、情報産業が同4.4万人増、小売業の雇用者数が同3万人増と大幅増加となっています。

 このように、総じて見ると、今回の雇用統計は、米国の雇用情勢の良好ぶりを示す内容だったと言えるでしょう。雇用統計の急速な改善を受け、米国経済に対する先行き不透明感が和らげば、例えば、資源国通貨も上昇していくかもしれません。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0