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3月1日の豪ドル相場は、午前軟調と午後堅調と、対照的な展開に [外国為替概況]

 3月1日の豪ドル相場は、午前は軟調に推移、一方、午後は堅調に推移と、対照的な展開となりました。

 午前中、豪ドル相場が軟調に推移した要因として、この時間に発表された経済指標の影響が考えられます。まず、朝方(日本時間)には、オーストラリアの最新の経常収支が発表されました。それによると、2015年10~12月期の経常収支は211億豪ドルの赤字となり、その赤字額は事前の市場予想を上回りました。さらに、その後、オーストラリアと経済的な結びつき強い中国における2月の景気指数が相次いで発表され、いずれも事前の市場予想を下回る内容でした。

 外国為替市場では、これらの経済指標の内容が材料視され、豪ドル売りにつながったと思われます。

 一方、午後の豪ドル相場に基調の変化をもたらした要因は、オーストラリア準備銀行(RBA)による政策金利の発表だったようです。今回、RBAは事前の市場予想通り、政策金利を従来の2.00%への据え置きを決定しました。

 そして、RBAの政策金利の発表以降、豪ドル相場はジワジワと上昇基調を強め、決定発表前の1豪ドル=80.0円を下回る水準から1豪ドル=81.0円を上回る水準まで豪ドル高円安が進行しました。

 さて、オーストラリアでは、明日(3月2日)、2015年10~12月期の実質GDP成長率の発表が予定されています。その内容によっては、豪ドル相場が影響を受けると見られることから、注目度も比較的高いと思われます。
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