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米連邦準備理事会(FRB)の9年半ぶりの利上げ実施を受け、米ドル相場上昇 [外国為替概況]

 本日(12月17日)、午前中の外国為替市場では、米ドル相場が主要通貨に対して幅広く上昇しています。

 前日(16日)、米連邦準備理事会(FRB)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)において、短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を従来の年0~0.25%から0.25~0.50%に引き上げることを決定しました。FRBによる政策金利引き上げは9年半ぶりとなります。

 また、FOMC終了後の議長会見では、米国経済の回復が続いているとの認識や、中期的に見て、物価上昇率が2%の目標に達するとの確信が示されました。さらに、今回の利上げ実施以降も、緩和的な政策スタンスを持続しつつ、徐々に利上げを実施していくとの意思が示されました。このため、外国為替市場では、米国の金利上昇を意識した米ドル買いが優勢となったと見られます。

 他方、米国経済の底堅さが示されるなか、物価目標達成を目指した緩和姿勢の継続も再認識されたことで、米国株式市場では、主要株価指数がそろって大幅上昇となるなど、米国経済に対する安心感も強まったと思われます。こうしたことも、米ドル相場上昇の支援材料となっている可能性もあると考えられます。
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