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米ドル、急上昇。米国雇用の堅調ぶりを示す統計発表をうけ、12月利上げ観測強まり米ドル買い優勢に [外国為替概況]

 11月6日、米国労働省から直近の雇用統計が発表されました。それによると、2015年10月の失業率は5.0%と、前月の5.1%から低下しました。事前の市場予想と同水準であり、2008年4月と同水準まで改善しています。

 一方、同時に発表された非農業部門雇用者数は前月比27万1000人増と、3カ月ぶりに増加数が20万人を上回ると同時に、事前の市場予想も大きく上回りました。ちなみに、この非農業部門雇用者数は、8月、9月と2カ月連続で増加数が20万人を下回ったことから、雇用環境に対する悪化懸念もあったものの、今回の内容を見る限り、過去2カ月の停滞は短期的な調整だったとの見方もできそうです。

 さて、雇用統計の発表直後から外国為替市場では米ドル相場が急上昇し、円安ドル高が進行、ただ、その一方で、米ドル以外の主要通貨に対しては、円高が進行する展開となりました。

 米国における雇用環境の堅調ぶりを示す経済統計の発表により、米連邦準備理事会(FRB)による12月利上げ観測が一段と強まり、米ドルを買う動きが優勢となった反面、新興国や資源国から米国へ資金が移動するとの見方から、これらの通貨を売る動きも強まった可能性が考えられます。
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