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豪ドル相場は一時的に上昇したものの… [外国為替概況]

 本日(12月15日)、午前中の外国為替市場では、豪ドル相場が一時、上昇しました。

 今回の豪ドル相場上昇の要因の1つは、朝方に発表された住宅価格指数だったと見られます。まず、7~9月期の住宅価格指数は前期比2.0%上昇と、事前の市場予想通りの結果でした。また、前年比ベースでは10.7%上昇と事前の市場予想を上回り、4~6月期から上昇幅が拡大しました。オーストラリアの住宅市場が比較的良好であることを示す内容だったと言えそうです。

 もう1つの要因は、同時に公表されたオースラリア準備銀行(中央銀行)の金融政策会合議事要旨の内容だったようです。今回の議事要旨では、オーストラリア経済の良好ぶりが指摘され、その要因として、低金利と豪ドル安を挙げています。

 経済指標の発表および議事要旨公表後、これらが支援材料となり、豪ドル相場は徐々に上昇傾向を強めました。もっとも、午後(日本時間)に入ると、それまでの上昇基調に歯止めがかかり、ジワジワと下落する展開となりました。

 やはり、原油価格の下落などが資源国通貨に対する懸念材料となっており、今回の支援材料も豪ドル相場に対する懸念を完全に払しょくさせるには力不足だったようです。
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