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FRBの12月利上げおよびECBの12月追加緩和観測、強まる。では、日銀の追加緩和は? [内外の金融政策]

 今週(11月16日~20日の週)、日・米・欧の各中央銀行において、金融政策の方向性を示す議事要旨の発表や総裁の発言が相次ぎました。

 11月18日、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が発表されました。その内容は、市場における米連邦準備理事会(FRB)による12月の利上げ実施を確実とするものでした。

 また、20日には、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁発言がありました。その中で、同総裁はインフレ率の目標達成のため、必要な措置を取ると明言しました。これについては、12月の追加緩和実施を示す発言との見方もあります。

 そして、日銀は、19日に開催された金融政策決定会合において、現行の金融緩和政策の継続を決定しました。マネタリーベースを年間約80兆円に相当するペースで増加させるとする政策です。ただ、次回の具体的な追加緩和の実施時期は明言されませんでした。FRBおよびECBの政策の方向性が定まるまで、追加緩和の実施を見合わせた可能性があります。

 なお、実際にFRBの利上げが実施された場合、日米金利差の拡大から円安ドル高が進行すると見られます。日銀の追加緩和は、FRBの利上げ実施後の効果が和らぐまで、見合されるかもしれません。
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