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インド準備銀行が今年4回目となる利下げを実施、0.5%の下げ幅は予想外 [内外の金融政策]

 9月29日、インドの中央銀行にあたるインド準備銀行は、政策金利であるレポ金利を従来の7.25%から0.5%引き下げ、6.75%とすることを決定しました。事前の市場予想では、大半が0.25%を見込んでいたことから、予想外の下げ幅だったと言えそうです。

 ちなみに、2015年に入って以降、インド準備銀行による政策金利の引き下げ実施は4回目となります。ただし、その下げ幅はいずれも0.25%でした。

 インドでは、今年4~6月の実質GDP成長率が前年同期比7.0%増と、前四半期の同7.5%増から増勢鈍化を示すなど、景気の足取りの鈍さが浮上しつつあります。なお、準備銀行では、2016年3月までの経済成長率を下方修正しました。また、インド準備銀行では、2016年1月の消費者物価上昇率が目標値を下回る可能性が高いと予想しました。

 つまり、インドの経済および物価の状況は、利下げの望ましい状態だったと判断できそうです。

 さらに、こうした状況下で、米連邦準備理事会(FRB)の利上げが9月に実施されなかったことも、準備銀行における利下げの支援材料となったと見られます。
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