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米国の生産活動が活溌化。5月の鉱工業生産は前月比0.6%増と2カ月ぶりのプラス [経済指標・イベント]

 6月16日、米連邦準備理事会(FRB)から直近の鉱工業生産指数が発表されました。それによると、2014年5月の鉱工業生産指数(季節調整値)は前月比0.6%増と2カ月ぶりにプラスとなりました。

 とりわけ、鉱工業生産全体の75%を占める製造業が同0.6%増と、2カ月ぶりに増加し、生産全体のプラスに貢献しています。製品別で見ると、自動車・同部品が同1.5%増と大幅に増加しました。3月(同0.3%増)、4月(同 0.1減)と、若干の停滞感を示していたものの、5月には再び力強さを示す格好となりました。

 また、コンピュータ・電子製品も同0.7%増と、前月の同0.2%減から回復したほか、家具関連製品も同1.0%増と、3カ月連続の増加となり、増勢が前月の同0.3%増から大きく加速しています。

 このほか、鉱業も同1.3%増と比較的高い伸びでした。鉱業は3月(同1.9%増)、4月(同1.6%増)に続き、3カ月連続で高い伸び率を維持しています。

 一方、公益事業(電力・ガス)については、同0.8%減と前月に続き、マイナスとなったものの、マイナス幅は4月の同4.5%減から大きく縮小しました。内訳を見ると、電力発電関連(4月:同4.1%減→5月:同0.7%減、以下同順)、天然ガス(同7.4%減→同1.5%減)、いずれもマイナス幅が縮小しています。

 このように、5月の鉱工業生産の動向から、米国における生産活動が活発化したことが窺えます。
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