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米国の5月小売売上高は小幅な増加、一方、自動車・同部品が大幅増加 [経済指標・イベント]

 米国商務省から、直近の小売売上高が発表されました。それによると、2014年5月の小売売上高(速報値・季節調整済)は前月比0.3%増、また、変動の大きい自動車・同部品を除いた小売売上高は同0.1%増でした。

 いずれも前月から増加したものの、比較的小幅なプラスに留まったようです。その一方で、4月の内容については、小売売上高が前回発表時の同0.1%増から同0.5%増へ、自動車・同部品を除いた小売売上高も、前回発表時の同横ばいから同0.4%増へ、それぞれ、上方修正されています。

 品目別では、自動車・同部品が同1.4 %増と大きく増加しました。ここ最近の推移を確認すると、今年1月の大幅な減少(同2.5%減)以降、2月の同2.6%増、3月の同3.9%増と、大幅増加が続きました。4月には同0.9%増へと、増勢の鈍化が見られたものの、5月には再び増加幅が拡大を見せるなど、米国消費者の自動車に対する購買意欲の大きさが窺える内容だったと思われます。

 そのほか、前月から増加したところでは、ネット通販を含む無店舗小売が同0.6%増と前月の同0.8%減から回復したほか、ガソリンスタンドが同0.4%増と小幅ながら増加しました。

 ただ、その反面、電子製品・機器が同0.3%減と、前月の同0.7%減に続き、マイナスとなったほか、スポーツ用品・趣味関連(同0.1%減)や食料・飲料(同0.1%減)も小幅ながらマイナスとなりました。

 一方、米国では、雇用情勢に安定感が見られるほか、株価が上昇傾向を続けていたこともあり、消費者マインドは良好だったようです。したがって、消費者マインド面に急激な変調さえ見られなければ、小売売上高も、今後、次第に安定感を取り戻していくと思われます。
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