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米国雇用統計。2020年1月の非農業部門雇用者数、2カ月ぶりの20万人台回復 [経済指標・イベント]

 2月8日、米国労働省から最新の雇用統計が発表されました。それによると、2020年1月の非農業部門雇用者数は前月比22万5000人増と、前月の同14万7000人増を上回り、2カ月ぶりに増加数20万台を回復しました。

 一方、失業率は3.6%と、前月の3.5%から上昇しました。数値的には悪化と捉えられるものの、今回は労働参加率も上昇していることから、今回の失業率の上昇は労働力人口の増加を反映した結果であるといった見方も可能でしょう。

 業種別の雇用者数については、まず、建設業が同4万4000人増と、前月の同1万1000人増から増勢が加速したほか、レジャー・接客(同3万6000人増)や専門職・企業サービス(同2万1000人増)など、大幅増加した業種が見られました。

 このように、今回の雇用統計は米国雇用の堅調ぶりを示す格好となりました。

 もっとも、製造業が同1万2000人減と、前月の同5000人減からマイナス幅を拡大させるなど、製造業の低迷は続いているようです。このため、今後の展開にも留意は必要と思われます。
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