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米国の非農業部門雇用者数、2月の急速な鈍化から一転、3月は19万人台の大幅増加 [経済指標・イベント]

 2019年4月5日、米国労働省から最新の雇用統計が発表されました。それによると、2019年3月の非農業部門雇用者数は前月比19万6000人増と、前月の同3万3000人増から急速に増勢が加速しました。

 業種別の動きを見ると、専門職・企業サービス(同3万7000人増)、レジャー・接客(同3万3000人増)、建設(同1万6000人増)、情報関連(同1万人増)などが大幅増加となった反面、製造(同6000人減)、小売(同1万2000人減)、卸売(同2000人減)などが減少しました。

 雇用者数と同時に発表された失業率は3.8%と、前月と同じ低水準を維持し、また、労働参加率は低下しました。2月が比較的高い水準だったことから、調整が入った格好です。

 さて、米国の非農業部門雇用者数に関しては、前回発表時、2万人台まで急速に鈍化したこともあり、市場参加者などによる注目度も高かったであろうと推測されます。今回、再び、大幅増加となったことから、米国の雇用情勢に対する先行き不透明感も和らぐのではないでしょうか。
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