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NY為替市場の円相場、対ドルで前日比ほぼ横ばいにて終了。雇用統計に対する評価分かれる? [外国為替概況]

 12月7日、外国為替市場でも特に注目されていると見られる経済指標の一つである米国の最新の雇用統計が発表されました。それによると、2018年11月の非農業部門雇用者数は前月比15.5万人増と、2カ月ぶりに増加数が20万人台を下回り、事前の市場予想も下回りました。

 今回の雇用統計の結果を受け、個人的には、外国為替相場において、円相場が大幅な円高方向へ変動すると予想しました。ただ、実際、ニューヨーク外国為替市場で対米ドルで見た円相場は、一時、円高方向へと動いたものの、終値ベースでは前日比ほぼ横ばいの1ドル=112.70~80円台で終了しました。

 失業率が3.7%と、歴史的な低水準を維持していることや、製造業が同2.7万人増に続く2万人台の大幅増加、また、小売業(同1.8万人増)や卸売業(同1.0万人増)も比較的大幅な増加となるなど、雇用環境の良好ぶりを示す業種が見られたことなどから、外国為替市場における雇用統計に対する評価が分かれ、円相場に顕れたようです。
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