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日本の貿易収支は3カ月ぶりの赤字に。輸入額の伸びが輸出額の伸びを上回る [経済指標・イベント]

 財務省から最新の貿易統計(通関ベース)が発表されました。それによると、2018年5月の貿易収支額は5783億円の赤字でした。

 日本の貿易収支が赤字となるのは3カ月ぶりです。内訳を見ると、輸出額が前年同月比8.1%増、輸入額が同14.0%増でした。輸出額は18カ月連続のプラス、一方、輸入額は2カ月連続のプラスになると同時に、2カ月ぶりに2ケタ台の大幅な伸びとなりました。このように、輸入額の伸びが輸出額の伸びを上回ったことで貿易収支が赤字となった格好です。

 品目別の変動を見ると、輸出額では、自動車(同7.1%増)、半導体等製造装置(同23.4%増)、自動車の部分品(同10.4%増)などが増加、一方、輸入額では、原粗油(同28.6%増)、航空機類(同264.4%増)、医薬品(同17.8%増)などが増加しました。

 また、地域別の変動を見ると、輸出額では、米国向け(同5.8%増)、EU向け(同0.7%増)、中国向け(同13.9%増)が増加、一方、輸入額では、米国(同19.9%増)、EU(同14.5%増)、中国(同8.6%増)いずれも増加しました。

 さて、上述の通り、5月の貿易収支は3カ月ぶりの赤字でした。赤字は今後も続くのか、それとも、一時的なものに留まるのか、6月以降の内容に注目です。
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