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米国の鉱工業生産指数、米国の生産活動の若干の停滞ぶりを示唆する内容に [経済指標・イベント]

 2月15日、米連邦準備理事会(FRB)から直近の鉱工業生産指数が発表されました。それによると、2018年1月の鉱工業生産指数(季節調整値)は前月比0.1%減と、増加が見込まれていた事前の市場予想を下回り、5カ月ぶりのマイナスとなりました。

 内訳を見ると、まず、鉱工業生産全体の約75%を占める製造業が同横ばい(同0.0%増)でした。製造業の前月比横バイは2カ月連続です。その製造業では、自動車および同部品やコンピュータおよび電子製品、情報処理関連製品、家具関連製品などがプラスとなった一方、航空宇宙やプラスチック、食品産業などがマイナスとなりました。

 なお、製造業以外では、鉱業が同1.0%減と、2カ月連続のマイナス、一方、公益事業(電力・ガス)は同0.6%増と2カ月連続のプラスとなったものの、前月の同4.6%増から増勢が鈍化しました。

 2018年最初の鉱工業生産指数の内容は、米国における生産活動の若干の停滞ぶりを示す内容だったと言えそうです。
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