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日本の貿易収支は3カ月連続の赤字。輸出額は3カ月ぶりのマイナスに [経済指標・イベント]

 2019年1月23日、財務省から直近の貿易統計(通関ベース)が発表されました。それによると、2018年12月の貿易収支額は553億円の赤字でした。日本の貿易収支が赤字となるのは3カ月連続です。

 内訳を見ると、輸出額が前年同月比3.8%減と、3カ月ぶりの減少、一方、輸入額は同1.9%増と、9カ月連続のプラスとなったものの、前月の同12.5%増から急速に増勢が鈍化し、3カ月ぶりに1ケタ台のプラスに留まりました。また、数量ベースでは、輸出数量が同5.8%減、輸入数量も同2.2%減と、いずれもマイナスでした。

 金額について、品目別の変動を見ると、輸出額では、半導体等製造装置(同22.4%減)、通信機(同44.7%減)、半導体等電子部品(同8.2%減)などが減少、これに対して、輸入額では、液化天然ガス(同25.7%増)、航空機類(同94.4%増)、原粗油(同7.2%増)などが増加しました。

 地域別の変動を見ると、輸出額では、米国向け(同1.6%増)とEU向け(同3.9%増)が増加した一方、中国向け(同7.0%減) は3カ月ぶりにマイナスとなりました。一方、輸入額では、米国向け(同23.9%増)が2ケタ台の大幅な増加、EU(同2.0%増)が22カ月連続の増加、そして、中国向け(同6.4%減)は6カ月ぶりのマイナスでした。

 このように、2018年12月の貿易収支は、輸出額が輸入額を下回り、赤字となりました。数量ベースで輸出が2カ月連続のマイナスとなるなど、輸出の低迷が顕著になりつつあるようです。
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