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日本の貿易収支、7月は2カ月ぶりの赤字。金額、伸び率ともに輸入が輸出上回る [経済指標・イベント]

 財務省から最新の貿易統計(通関ベース)が発表されました。それによると、2018年7月の貿易収支額は2312億円の赤字でした。

 日本の貿易収支が赤字となるのは2カ月ぶりです。内訳を見ると、輸出額が前年同月比3.9%増、輸入額が同14.9%増でした。輸出額は20カ月連続のプラス、一方、輸入額は4カ月連続のプラスです。また、数量を見ると、輸出数量が同0.8%増と小幅な伸びに留まった一方、輸入数量は同4.1%増でした。

 このように、金額、および、金額の伸び率、そして、数量の伸び率、いずれも、輸入が輸出を上回りました。

 金額において、品目別の変動を見ると、輸出額では、鉄鋼(同11.2%増)、半導体等電子部品(同8.0%増)などが増加、一方、輸入額では、原粗油(同40.3%増)、石油製品(同60.0%増)などが増加しました。

 また、地域別の変動に関しては、輸出額では、米国向け(同5.2%減)の減少に対して、EU向け(同6.4%増)および中国向け(同11.9%増)が増加、一方、輸入額では、米国向け(同11.0%増)、EU向け(同29.1%増)、中国向け(同6.7%増)いずれも増加しました。

 今後、輸入額が輸出額を上回る形での日本の貿易収支の赤字が常態化していくのかといった点にも注目です。
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