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トルコリラ急落、米国人拘束問題、トランプ大統領による関税引き上げが影響した模様 [外国為替概況]

 8月10日のニューヨーク外国為替市場において、トルコリラが対ドルで急落、一時、20%程度の下げ幅となるなど、過去最安値を更新しました。

 トルコリラの大幅下落の背景にあるのは、トルコで発生した米国人拘束問題であり、これが発端となって、米国とトルコの関係が悪化しています。そして、トランプ米大統領は、トルコからの輸入品のうち、アルミおよび鉄鋼に対する関税の引き上げを表明、これが引き金となり、市場におけるトルコリラ売りに拍車が掛かった格好です。

 他方、この日、外国為替市場では、新興国通貨を中心に下落基調を強めており、今回のトルコリラ急落に起因する動きと見ることもできます。

 さて、今回の外国為替市場におけるこうした一連の動きは、2国間における外交問題が大国の経済政策に影響を及ぼし、さらに、外国為替市場まで波及するという事例のひとつとなるかもしれません。
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