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米国の鉱工業生産指数は前月比0.9%増と、2カ月ぶりにプラス [経済指標・イベント]

 1月17日、米連邦準備理事会(FRB)から、直近の鉱工業生産指数が発表されました。それによると、2017年12月の鉱工業生産指数(季節調整値)は前月比0.9%増と、前月の同0.1%減から2カ月ぶりのプラスとなりました。

 内訳を見ると、まず、鉱工業生産全体の約75%を占める製造業は同0.1%増と、小幅なプラスに留まりました。4カ月連続の増加だったものの、2カ月連続の増勢鈍化です。

 自動車および同部品が同2.0%増と2カ月ぶりに、比較的大幅なプラスを回復したほか、情報処理関連製品も同0.2%増と小幅ながら4カ月連続のプラスでした。ただ、その一方で、家具関連製品が同1.3%減と2カ月ぶりのマイナス、コンピュータおよび電子製品が同0.1%減と小幅ながら5カ月ぶりのマイナスとなるなど、まちまちの内容でした。

 なお、製造業以外では、鉱業が同1.6%増で、5カ月連続のプラス、また、公益事業(電力・ガス)も同5.6%増と2カ月ぶりに大幅なプラスとなりました。

 以上、12月の鉱工業生産指数は、製造業に若干の停滞感が示された一方、鉱業と公益事業(電力・ガス)が比較的大幅な増加となり、全体をけん引する格好です。
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