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米国の11月の雇用者数は、前月に続き20万人台の大幅な増加に [経済指標・イベント]

 12月8日、米国労働省から最新の雇用統計が発表されました。それによると、2017年11月の非農業部門雇用者数は、前月比22万8000人増と、前月の同24万4000人増から若干の増勢鈍化となったものの、2カ月連続で増加数は20万人台を維持すると同時に、事前の市場予想も上回りました

 業種別の変動を見ると、製造業が同3万1000人増と前月の同2万3000人増に続く大幅増加となったほか、建設業も同2万4000人増と、前月の同1万増から増勢が加速、さらに、小売業も同1万9000人増と、大幅な増加となりました。また、不動産(同5000人増)や卸売業(同3000人増)も小幅ながら増加しています。

 一方、同時に発表された失業率は4.1%と、前月と同じ比較的低い水準を維持しました。また、失業率との関連で注目される労働参加率も前月と同じ62.7%を維持しています。

 さて、ハリケーン襲来の経済活動への影響による落ち込みからの反動増効果の剥落もあり、11月には増勢が大幅に鈍化する可能性もあったなか、上述の通り、雇用者数は前月に続き大幅増加となりました。米国の雇用情勢は極めて良好な状態にあるとの見方ができそうです。
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