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ドイツの企業景況感指数は2カ月連続の上昇、期待指数が上昇、現況指数は低下 [経済指標・イベント]

 11月24日、ドイツのIfo経済研究所から最新の企業景況感指数が発表されました。それによると、2017年10月の同指数は117.5と、前月の116.8から上昇しました。2カ月連続の上昇となり、前月からの低下が見込まれていた事前の市場予想も上回りました。

 今回の指数上昇は、企業の6カ月先の景況感を示す期待指数の大幅な上昇が要因であり、111.0と前月の109.2から1.8ポイント上昇しました。期待指数の上昇は2カ月連続です。一方、景気の現状を示す現況指数は124.4と前月の前月の124.8から0.4ポイントの低下でした。現況指数の低下は2カ月ぶりです。

 そして、業種別では、製造業および卸売が前月から上昇、建設および小売が前月から低下しました。

 このように、今回は現況指数が低下したものの、その一方で、期待指数の上昇が大きかったことから、結果として、総合指数は過去最高を更新する格好となりました。企業における景気の現状認識に対して若干の懸念は残るものの、総じて、ドイツの企業景況感は、引き続き、良好な状態と言えそうです。
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