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米国の2017年7~9月期の実質GDP成長率は前期比年率3.0%増と高い伸び [経済指標・イベント]

 10月27日、米国商務省から最新の実質GDP成長率が発表されました。それによると、2017年7~9月期の実質GDP成長率は前期比年率3.0%増と、事前の市場予想を大きく上回り、4~6月期(同3.1%増)とほぼ同水準の高い伸びとなりました。

 各需要項目の動向を見ると、まず、個人消費が同2.4%増と、前四半期の同3.3%増から若干の増勢鈍化となったほか、民間設備投資が同3.9%増と2四半期連続の増勢鈍化となりました。このほか、住宅投資が同6.0%減、政府支出が同0.1%減と、マイナスとなりました。ただ、そのマイナス幅は前四半期から縮小しています。

 また、外需関連では、輸出が同2.3%増と、前四半期の同3.5%増から増勢が鈍化した一方、輸入は同0.8%減と6四半期ぶりのマイナスとなりました。そして、輸出がプラス、輸入がマイナスだったこともあり、結果的に純輸出は成長率の押し上げ要因となりました。

 このほか、在庫投資も成長率の押し上げ要因となり、その度合いは前四半期を上回っています。

 このように、各需要項目の内容はまちまちながら、成長率自体は、引き続き、高い伸びを維持するなど、米国経済の良好ぶりを示唆する内容だったと言えそうです。
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