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FRB、3カ月ぶりの利上げを決定、年内あと2回実施される可能性も [内外の金融政策]

 米連邦準備理事会(FRB)は、3月14~15日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)において、昨年(2016年)12月14日以来3カ月ぶりに利上げの実施を決定しました。今回の決定により、短期金利の指標となるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は、従来の年0.50~0.75%から0.75~1.00%に引き上げられました。

 今回の利上げは、事前の市場予想通りの結果です。実際、直近の経済指標の内容をみると、例えば、3月10日に発表された雇用統計では、2017年2月の非農業部門雇用者数が前月比23万5000人増と、2カ月連続で増加数が20万人超えを達成したほか、失業率が4.7%と前月から低下するなど、米国の雇用環境が良好であることが示されたこともあり、利上げの決定を下しやすい状況だったともいえるでしょう。

 さて、同時に公表された政策金利見通しでは、年内(2017年)さらに2回、そして、来年(2018年)については、今年と同様、3回の利上げを見込んでいます。つまり、2017年には、少なくとも、あと2回の利上げ実施の可能性があるワケです。このため、次の利上げ時期を巡り、為替相場も様々な思惑に左右される…といった展開を見せるかもしれません。
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